このページは本日(2011年7月20日)から30日まで、東京大学駒場キャンパス1号館時計台内部空間(6階)
及びそこに通じる螺旋階段(3-6階)を会場として開催される「トポフィリ― ―夢想の空間」展の
レポートをごく個人的にまとめたものです。
撮影およびこのページへの掲載については、主催の東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻
表象文化論コース表象文化論実験演習Ⅰ(田中純教授)ゼミ生の方にご許可いただき、定められたクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに
基づいて行っております。
| イベントタイトル | : | 「トポフィリ――夢想の空間」展 |
| 開催期間 | : | 2011年7月20日(水)-30日(土)11:00-17:30(入場は17:00まで)※26日(火)休 |
| 会 場 | : | 東京大学駒場キャンパス1号館時計台内部空間(6階)及びそこに通じる螺旋階段(3-6階) |
| 観覧料金 | : | 無料 |
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イベント詳細ページ http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2011/07/post_95/ ブログ http://d.hatena.ne.jp/bachelard2011/ twitterアカウント topophilie | ||
当展覧会はフランスの哲学者ガストン・バシュラールの著作『空間の詩学』に基づき、そこで述べられている思想の空間化を目的とした展覧会です。
十代後半、わたしはわざと難しい単語を使い、回りくどい言い回しを好んで使っていました。その時代に背伸びして 愛読していた本の中の一冊が、『空間の詩学』です。正しい解釈ができたわけでもないのですが、それでも、閉ざされた空間に無性に惹かれる理由が『空間の詩学』に見つけたような気がしておりました。
また、どうしても掴まえたい、あるイメージ(これは幼い頃から抱いていたもの)があって、それを掴まえる方法がわかるかもしれないとも思って、それは熱心に読んでいました。
その頃からずいぶんと長い時間が経過してしまいましたが、思わぬところで、また『空間の詩学』に再会しました。 現在、きらら舎で制作していたり、販売していたりするアイテムを生むイメージも 運営するカフェで具現化したイメージも、その根っこの部分は、感受性の豊かだった時代に 『空間の詩学』に触れていたことによって、年齢を重ねても揺るがないイメージとして残っているのだと思います。
今回の「トポフィリ― ―夢想の空間」展では、 さらに自分以外の人が感じている「閉ざされた空間に対する詩的イメージ」を観ることができます。 一緒にしてしまうのは、失礼ではあるのですが、きらら舎やカフェで出逢う方たちにできることなら見ていただくと、 卵、貝殻、抽斗、鉱物、マーブル、硝子壜……そんなものたちに惹かれる、まだもやもやとしたイメージが きっと不思議な光を放ってくると思います。
また、入口は薄暗く昇るにつれて少しづつ明るさを増す螺旋階段を通って時計塔の一番上の小さな部屋に辿り着く過程で、 きっと心の隅っこにとっても懐かしい、幸せなイメージが生まれることでしょう。
遠方でどうしても行くことができない、という方は、つたない写真ではありますが、次のページに 撮影してきた写真を掲載しましたので、少しだけでも、展覧会の雰囲気を感じていただければ幸いです。
2011年7月20日 SAYA

